インターネットが遅い?回線速度を速くする方法を解説

2024.04.14

インターネットで調べ物をしたり、ゲームや動画を見ているときに遅いと感じたことがありますでしょうか?速度が遅くなってしまう原因は様々であり、改善のためには簡単な対処法からお金や時間がかかる場合もあります。

そこで今回は回線速度を速くする方法を、初心者でも分かるように解説いたします。ぜひ参考になれば幸いです。

回線速度とは

回線速度とは、インターネット接続を通じてデータが送受信される速度のことです。通常、回線速度は通信プロバイダーやインターネットサービスプランによって定義され、一般的にはメガビット毎秒 (Mbps) またはキロビット毎秒 (Kbps) で表されます。

また、回線速度は毎時間一定ではなく、利用する時間帯、設置場所、利用場所などによって変動し、無線Wi-Fiの場合は電子レンジといった他の機器からも影響を受けやすいです。

動画視聴やオンラインゲームなどインターネット通信が必要なコンテンツは回線速度によって大きく左右され、用途に適した速度を保てないと画面のカクツキや読み込み画面が長くなったり、最悪の場合フリーズしてしまいます。回線速度は大まかにダウンロード(下り)とアップロード(上り)とping値(応答速度の目安)の3種類の要素から構成されます。

ダウンロード(下り)・アップロード(上り)・ping値(応答速度の目安)とは?

  • ダウンロード(下り)…インターネットからデバイス(パソコン・スマホ等)にデータを受信(ダウンロード)する速度を表します。WEBサイトの閲覧、動画やSNSなどを見たり、メールの受信や画像をダウンロードするときなどに影響します。
  • アップロード(上り)…デバイス(パソコン・スマホ等)からインターネットにデータを送信(アップロード)する速度を表します。SNSへのテキストや画像などの投稿、メールの送信を行うときに影響します。
  • ping(応答速度の目安)…データを送信してから応答が来るまでの速度で単位はmsで表します。ping値が低いほど応答速度が速くリアルタイムな通信が必要なシーンに影響します。 回線速度が速くてもping値が大きいとインターネットを快適に利用できず、回線速度とping値はどちらも大切です。
  • レイテンシ(通信の待ち時間・遅延時間)…ping値の表記がなくレイテンシの表記がある場合は、ping値と置き換えて考えて大丈夫です。精密に言うとレイテンシとping値は異なりますが、ほぼ似たような意味なので、値が小さければ小さいほど優れていると覚えておきましょう。

現状の回線速度を調べる

インターネットを快適に利用するためには回線速度が大きく影響することが分かっていただけたかと思います。ご自身の環境で回線速度がどれくらい出ているのか気になった方向けに、回線速度を簡単に調べる方法をご紹介します。

下記のリンクをクリックしていただくか、インターネットの検索欄に「インターネット速度 テスト」などと入力し検索してもらうと、回線速度を簡単に調査できる無料ツールが上位に複数表示されているかと思うので、好きなものをクリックして調べてみてください。

インターネット回線の速度テストはコチラ

ご自身の環境での回線速度が分かった人向けに、シーンごとにどれくらいの回線速度があれば快適に利用できるのかまとめた表をご紹介します。

用途(ダウンロード・下り)速度
ネット検索、SNS閲覧、メール・チャット受信1Mbps
YouTube動画視聴(720p~4K)3Mbps~25Mbps
ビデオ会議(画面共有あり)3Mbps~15Mbps
オンラインゲーム50Mbps~
用途(アップロード・上り)速度
メール・チャット送信1Mbps
SNS画像投稿、ビデオ通話3Mbps
ビデオ会議(画面共有あり)3Mbps~15Mbps
SNS動画投稿10Mbps
用途(ping値・応答速度)ping値
ネット検索、SNS閲覧、メール・チャット受信0~100ms
YouTube動画視聴、ビデオ会議0~50ms
オンラインゲーム0~15ms

回線速度を速くする方法

これまで回線速度について、速度を調べる方法や適切な速度など概要をご紹介しました。ここからは実際に回線速度を速くする方法をご紹介してきます。

電子機器の放電及び再起動

お使いのルーターやモデムといったインターネットに関わる機器を再起動することが、簡単で即効性のある方法の一つです。また電源を切った後にすぐ電源を入れるのではなく、数分時間待った後に電源を再度入れてください。一定時間待つ理由は、機器内部に溜まった電気を外に逃がすためです。

パソコンも放電及び再起動を行ってあげると、PCの画面がフリーズしてしまったり、動きがおかしいときなどパソコン本体に関する不具合を改善できる可能性があります。ルーターやモデムといった機器と併せて、パソコンも放電及び再起動を行うと回線速度を改善できるかもしれません。

ルーターの設置場所の変更する

ルーターの設置場所を高い位置に変更したり、電子レンジといった電子機器の近くに置かないことに注意してください。

ルーターを高い位置に設置することで、Wi-Fi信号の障害を減らし、より広範囲に信号を送信することができます。一般的に、ルーターは家の中心に配置し、高い位置(天井や壁など)に設置することが推奨されます。これにより、障害物や他の電子機器による信号の遮断が最小限に抑えられます。

また、電子機器、特に電子レンジやワイヤレス電話などの周辺にはルーターを置かないようにします。これらの機器は2.4GHz帯の周波数を使用し、Wi-Fi信号と干渉する可能性があります。ルーターがこれらの機器の近くにあると、信号の品質が低下し、回線速度が遅くなる可能性があります。

2.4GHzではなく5.0GHzを使用する

Wi-Fi通信には2.4GHzと5.0GHzの2つの周波数帯があります。それぞれの周波数帯に特徴があるためこの2つを状況や環境により使い分けることで回線速度が速くなる可能性があります。PCやスマホなどWi-Fi接続(無線LAN)でインターネットを使っている場合はお試しください。

特徴周波数帯
・電波が遠くまで届く
・壁やドアといった障害物を通りやすく、より広い範囲に信号を送信できる
2.4GHz
・高速なデータ転送速度
・干渉や混線が少なく、安定した接続と信号品質を保てる
5.0Ghz
  • 2.4GHz…2.4GHz帯は低い周波数を使用するため壁や障害物を通りやすく、より広い範囲に電波を送信することができます。2.4GHzは5.0GHzより利用できる範囲が広く、パソコンやスマホとルーターとの間に壁やドアなどの障害物がくる場合に適しています。一方、2.4GHzは5.0GHzと比べ、電波干渉や混線が起きやすく、通信速度が安定しなかったり遅いことがあります。2.4GHzは電子レンジや家電製品などで多く使用される周波数されるため、ルーターと電子機器同士の電波が干渉し接続が不安定になることがあります。
  • 5.0GHz…5.0GHz帯は高い周波数を使用するため高速で安定した通信を実現します。2.4GHzとは異なり5.0GHzを使用する機器は家庭用としてはWi-Fiだけなので、家電製品などと電波が干渉するリスクがありません。高速で安定した通信が行えるので、大容量のファイルをダウンロードする場合や動画鑑賞をスムーズに再生したりすることができます。一方、2.5GHzとは異なり壁や障害物に弱く利用できる範囲が小さい傾向にあります。そのため、5GHzのWi-Fiは、ルーターからの距離が近い場所で利用することに適しています。

一般的に何も設定していない場合は、2.4GHzのWi-Fiに接続しインターネットを使用しているかと思います。PCやスマホといったデバイスでWi-Fi設定の画面を開くと、SSID(Wi-Fi名)が一覧で表示されているので、その中から○○○○-G5といったように末に5と記載のあるご自身のWi-Fi5.0GHzに接続しましょう。SSIDはルーターごとに異なります。

※お使いのWi-Fiが5.0GHzをサポートしているかは皆さまのルーターによるので、インターネットにて「お使いのルーター名 5GHz」などと検索してみましょう。5.0GHzが初期状態だと無効設定になっている可能性もありますので有効にしましょう。ルーターの設置や設定を業者に依頼する場合は、2.4GHzと5.0GHz両方ともサポートしている機器の購入及びパソコンやスマホから2.4GHzと5.0GHzに接続できるように依頼しましょう。

無線接続のチャンネルを変更する

無線LANのチャンネル変更は、無線ネットワークの信号が通信する周波数帯域を変更することです。2.4GHzと5.0GHzの帯域にはそれぞれ複数のチャンネルがあり、現在使用しているチェンネルが混線している場合、他のチェンネルに変更することで回線速度を向上させることができる可能性があります。5.0GHzで混線や電波干渉することはほとんどないため、2.4GHzのチェンネルを変更してみましょう。

チェンネルを変更するためにはルーター(Wi-Fi)の管理画面にログインする必要があります。インターネットで「ご使用のルータ名 管理画面」などと検索してもらうと、該当ルーターの管理画面にログインする方法が表示されるかと思いますので、ログイン後にチェンネル変更する箇所を見つけて変更してみてください。

無線接続から有線LAN接続にする

無線接続(Wi-Fi接続)から有線LAN接続に切り替えることは、回線速度を大きく向上させる方法の一つです。一般的にスマホやタブレットに関しては無線接続しか行えませんが、ノートパソコンは無線接続と有線接続両方ともに対応しています。オンラインゲームや動画鑑賞など高速で安定した通信が必要な場合に有線LANを使用することが推奨されます。

※箱型のデスクトップパソコンは無線接続機能が付いておらず、購入時に別途費用でつけれるタイプや無線接続できるようにUSB子機を挿したりLANコンバーターを取り付けるといった方法もあります。

ノートパソコンをお使いの場合はほとんど無線接続だと思うので、有線LAN接続に切り替えることで回線速度を大きく向上させることができます。有線接続の場合は別途有線LANケーブルが必要です。ノートパソコンとルーターのLANポート(LANケーブルを挿すための四角い口)にLANケーブルを繋くと自動的にインターネットに繋がります。もしパソコン側で有線接続(イーサネット)を無効にしている場合は有効にする必要があります。また、ノートパソコンでもMacBookの場合はLANポートが付いていないので、LANポートを増設するための有線LANアダプターを別途購入する必要があります。

インターネットの回線を切り替える

やはり業者に依頼するのが簡単かつ確実に回線速度を速くする最も効果的な方法です。最も効果的ですが切り替える手間やコストがかかってしまうことが大きなデメリットになってしまいます。したがって、ご自宅にインターネットを導入する一番最初の段階でよく調べることが大切です。例えば、パソコンでオンラインゲームや配信したり高速で安定した通信が求められる場合は有線LAN接続が必須です。なのでルーターからパソコンを設置する場所が遠い場合は、その部屋で有線LANを使えるよう工事が必要です。また、時間帯に左右されずに安定した通信を提供している回線を契約するといったことも大切です。

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